山形県知事 祝辞

山形県電気工事工業組合様が創立60周年を迎えられましたことを心からお祝い申し上げます。

 貴組合は昭和37年5月に「山形県電気工事協同組合連合会」として設立されて以来、電気工事事業者の教育指導事業及び経営改善事業をはじめ、

 電気使用の安全確保などの取組みに御尽力されてこられました。そして、現在では組合員数460名を超える、県下有数の組合組織に発展されて

 おります。これもひとえに、會津理事長をはじめ、役員、組合員及び事務局の皆様による不断の努力の賜物と深く敬意を表する次第です。

  さて県では、将来ビジョン「自然と文明が調和した新理想郷山形」の実現を目指し、「県民総活躍」、「産業イノベーション」、「若者の希望

 実現」、
「健康安心社会」、「県土強靭化」という5つのチャレンジを掲げ各種施策を推進しているところであります。このうち「県土強靭化」

 については、
甚大な災害発生時においてライフラインの一つである電力供給の確保は特に重要であり、電気設備の専門技術力を有する皆様方の

 御協力が必要
不可欠であります。山形県と貴組合との間では、電気設備等の応急対策に関する協定を締結しておりますが、本協定は災害発生時に

 県管理施設や
被災市町村の避難所などの電気設備等の機能を確保し、速やかに応急対策を図るため大変重要なものと考えております。

  また、貴組合は山形県電気工事高等職業訓練校の運営を始め、電気工事実務者講習や県立高校への出前講座を行うなど将来の労働力確保・人材

 育成にも御尽力されております。

  これまで積み重ねてこられた豊富な経験と実績を礎に、今後も電気工事業の技術力の向上、電気使用の安全確保に向けより一層取り組まれます

 ことを期待申し上げます。

  皆様にはこれまでも電気・通信事業の面で御活躍頂いている所ですが、安全安心な県民の生活を守るため、より一層の御協力と御支援をお願い

 申し上げます。

  結びに、貴組合の更なる御発展と組合員の皆様の益々の御活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。
                                                                              令和4年5月24日

                                                              山形県知事 吉村 美栄子
                                                                               

東北電力株式会社山形支店長 祝辞

 この度、山形県電気工事工業組合様が創立60周年という輝かしい節目を迎えられましたこと、心よりお祝いを申し上げます。

 貴組合は1962年の設立以来、電気工事業に携わる組合員の育成や、技術力の向上、安全管理の深化に取り組まれながら、生活に欠かすことの

 できない電気というライフラインを支え、電気工事業界と地域社会の発展に大きく貢献してこられました。この長年のご功績に対し、改めて敬意と

 感謝の意を表する次第であります。

  さて、近年の電気工事業界においては、ライフスタイルの多様化とともに多種・多様化するお客さまニーズへの対応はもちろんのこと、高度情報化、

 高齢化、防犯・防災、そしてカーボンニュートラルなど、いわゆるSDGsへの社会的関心が高まるなかで、例えば環境や安全・安心に配慮した電気

 工事など、新しい需要への対応が急速に進んでいると伺っております。このような中におきまして、貴組合では国家試験対策講習をはじめとする各種

 講習会を積極的に開催されるとともに、作業現場の訪問や対話活動を実施するなど、組合員の技術力向上はもとより、安心して働ける環境作りにも

 尽力されております。また、組合員向けの講習会のみならず、資格取得を目指す一般の方々への実務者講習を継続して開催されており、多数の参加者

 から好評を頂いていると伺っております。更に近年では、建物に付帯する電気設備だけでなく、太陽光発電設備やエコキュートなどのオール電化シス

 テム機器、LAN配線工事等の導入についても積極的に取り組まれており、お客さまニーズに適応しながら、新たな分野における工事の展開に注力

 されております。

  新たな分野という点におきましては、私ども東北電力グループにおきましても、社会の持続的発展と自らの成長の両立を実現するために、従来の

 電力供給事業に加えて、「快適・安全・安心」に資するサービスを幅広く提供し、未来のスマート社会の実現に貢献するためのビジネスモデルの転換に

 チャレンジしているところです

  また、昨年には「カーボンニュートラルチャレンジ2050」を宣言し、「火力電源の脱炭素化」や「再生可能エネルギーと原子力の最大限の活用」、

 「電化とスマート社会実現の推進」により、CO2の排出削減への取り組みを加速していくこととしております。

  今後も引き続き、貴組合と東北電力グループが緊密に連携・協力しながら、電気をご利用される皆様の安心・安全、快適なくらしの実現と合わせ、

 持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルに着実に取り組んでまいりたいと考えておりますので、なお一層のご理解とご協力を賜ります

 ようお願い致します。

  最後になりますが、山形県電気工事工業組合様が創立60周年を契機に、これまでの歴史と実績を礎に更なる発展を遂げられますことを心から

 ご祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
                                                                        令和4年5月24日

 東北電力株式会社執行役員山形支店長

 阿部 雅宏


東北電力ネットワーク株式会社山形支社長 祝辞

 山形電気工事工業組合様の通常総代会が滞りなく終了し、60周年記念式典が盛大に開催されることをお祝い申し上げます。

 また、日頃より多大なるご高配を賜り心より感謝申し上げます。

 さて、わたくしからは阿部支店長とは違った視点でお話をさせていただきたいと思います。

 まず、東北電力ネットワーク株式会社について改めて説明をさせていただきます。

 2020年4月に法的分離、分社化という要請を受け、販売・発電・持株会社の東北電力株式会社と、送電・変電・配電、いわゆるネットワーク

 設備を担当する東北電力ネットワーク株式会社の2つに分社化され、今日に至っております。

  電力の安定供給を通じて皆様の生活、地域を支えていくという使命はこれまでと変わりなく取り組んでまいります。

 トピックスという事では、本年7月より「でんきのSOS」という新たなサービスを開始致しました。現在のところ好評のようで順調に進んでおり

 ます。これもお客さまの電気設備の故障の際に取次や調査などで電気工事組合の皆様から多大なご協力を頂いているおかげと感謝申し上げます。

 また大きな話題としては6月からカーボンニュートラル、いわゆる再生可能エネルギーの主力電源化に向けて大規模な送電線の整備が行われます。

 「出羽幹線」といいまして、酒田市の旧八幡町から秋田の河辺町までの100q、50万Vを今年度より10年後まで掛かる予定で、これまでの

 準備期間を経て来月より、本格工事に着手致します。

 最後になりますが、山形電気工事工業組合様の益々のご発展とご参会の皆様のご健勝を祈念致しましてお祝いの挨拶とさせて頂きます。

 

    令和4年5月24日                                       

                                                   東北電力ネットワーク株式会社山形支社支社長

                                                   浅黄 真孝




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